ふとした疑問
こんばんは!
門(かど)まゆみです。
今日、演劇の先生とお話ししていて、ふとした疑問が。
私たちの時代は、みんなマイなぐりやマイメジャー等を、母の手作りのガチに入れて、大工さん気分でした。
(※なぐり=舞台用の金槌 ガチ袋=工具を入れるエプロン)
2M以上ある柱を作ったこともありますし、2段の押し入れを作ったこともあります。
おかげさまで、のこぎりも金槌も、そんじょそこらの男の人には負けません。
学校の視聴覚室のバトンには2M脚立に乗って照明機材を吊り、府大会の時は昇降バトンの吊り込みやキャットウォークでのゼラ換えもしました。
おかげさまで、バランス感覚が培われました。
でも、今はそんなことしないようです。
角材やベニヤをまっすぐ切れる子が少ないから、電ドリや電ノコを使うんだそうです。
脚立から落ちたら危ないので、生徒にはさせないそうです。
照明機材もLEDに徐々に変わっていっているそうです。
でも、温かみのある微妙な色は作りにくくなったとの事。
確かに、色々な技術が進み、色々なことが変わっていくでしょう。
それは当たり前のことです。
でも、なんだか平均レベルが下がっている気がしてならないです。
大道具が好きで、大工になった同級生も居ます。
照明が好きで、東京舞台照明に就職し、HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMPの照明を担当していた先輩も居ます。
映像にはまり、スカイピース(YouTuber)のライブ映像をしている同級生も居ます。
私自身も、ホールでライブやコンサートの照明をしたいなあと思っていた時期もありました。
みんな高校演劇が夢へのきっかけで、そこまでのことに触れさせてもらえてたんだと思います。
もちろん、ケガや事故という観点から安全性が問われたり、色々便利なものや安価で代用がきくものがあるのも分かります。
今日は、色々考えさせられるお電話でした。