仁志敏久さん、泣ける子供は強くなる!!
「侍ジャパンU12」監督・仁志敏久さんは、就任7年目、1期目の子供たちは
今年高校3年生。U12は、軟式球で行うアジア選手権と、硬式球で行うワールド
カップが隔年で交互に開催され、2019年はワールドカップが台湾で開かれた。
予選を全勝し、準決勝リーグ・スーパーラウンドも勝ち上がり、宿敵・台湾との
決勝。6イニングで行われた試合は、先行され、追加点も許し、0-4の敗戦。
悲願を達成できずに泣き崩れる選手たち。その中に、閉会式が終わってもまだ泣
いている選手がいて、内心嬉しかったそうだ。
「やられたら倍にしてやり返せ」が、仁志さんの座右の銘。泣かないことが強い
のではない。泣いたから強くなれることもある。願いの1つ「人一倍負けず嫌い
になってほしい」を体現した球児が夏の甲子園で大暴れしてほしい。
蛭間俊之