最後の夏 治療の恩返し
2013年の福知山市花火大会で露店爆発事故で大やけどを負った野球少年が高校3年になり、最後の夏を迎え、7月23日〔木〕の初戦で綾部と対戦する。半年間入院して、リハビリに努め、1年後には野球を再開した。大好きな野球を続けるために地元の強豪・京都共栄学園高校に進学し、マスメディアの報道で知った阪神のメッセンジャー投手からユニフォームや著書が贈られた。昨年の第101回選手権京都大会でベスト4の実績を誇るチームで、「彼の頑張りがチームにいい影響を与えている」と神前俊彦監督はサウスポー・三木慶太君を頼もしく見守っている。公式戦での登板は未だないが、周囲への恩返しのプレーに大きな拍手を送りたい。
蛭間俊之