就活高校生 募る不安
7月26日〔日〕の讀賣新聞に特集記事があり、今年は武漢ウイルスの感染拡大の影響で、就活の日程が1か月遅れとなった上に、求人数も減少するとみられている。求人票の公開は、例年通り7月1日からだが、求人は昨年の同時期より少ないと証言する学校が多い。5月の教員の企業訪問が中止され、進路についての面談の回数も1回しかない高校も多い。
高校野球の名門・和歌山県立箕島も、3年生の半数が就職希望なので、夏休みの企業見学に向けた参考にするため、ウェブ会議システムを活用して、県内企業9社の採用担当者から仕事内容などの説明を受けた。「例年のように学校に来てもらえないので、生徒をフォローするためにできることをしたい」と松下博紀教頭が話していたが、その箕島OBの松下教頭は硬式野球部の元監督で、何と27日〔月〕の新宮との試合に、初任者研修で学校を離れられない責任教師 (部長) の代理としてベンチ入りされ、8-7でサヨナラ勝ちで安堵された。さまざまなやりくりをしながらも教育現場では、連日休みなしの強行日程をこなす先生方もお体に十分ご留意されたい。
蛭間俊之