B l o g おもれいブログ

「誠実・努力・闘志」

 西東京大会で、準優勝2回を誇る都立東大和が、明治学院東村山に初回に挙げた1点を守り切って、3回戦に進出した。昭和の頃に、部員は160名を超えた時代もあったが、いまは44名。しかし、伝統とされる地響きするような大声と整然とした部員全員のランニング・スタイルと、部を応援する全国の東大和ファンに定期的に届けられる硬式野球部・会報『適時打』は健在である。都立国立、都立城東、都立雪谷、都立小山台と現実に春夏の甲子園出場を決めた「都立の星」は存在するが、何と言っても、高校野球のバイブルと言われる『甲子園の心を求めて』を読んで、多摩地区の多数の中学生が東大和に進学し、全国の注目を集めた「元祖・都立の星」は紛れもない事実である。1978年の第60回選手権記念西東京大会決勝で日大二高との壮絶な打撃戦に敗れ、1985年の第67回選手権西東京大会決勝で日大三高との接戦にも敗れ、涙した。

 代替大会ではあるが。モットーの「誠実・努力・闘志」を忘れず、最後まで東大和らしさを発揮して、OB・OGの皆さんを泣かせてほしい。

蛭間俊之