終戦記念日と野球
8月15日〔土〕の終戦記念日に甲子園球場では交流試合、明治神宮野球場では東京六大学野球リーグ戦〔1試合だけの総当たり戦〕が行われ、また独自試合を開催する県もあり、いずれも12時に「黙祷」が行われ、先人への追悼の思いを球児も含めて新たにした。平和だからこそスポーツに、野球に打ち込める幸せを実感することができた。神宮では野球殿堂入りの表彰式があり、早稲田大学元監督・石井連蔵さんと慶應義塾大学元監督・前田祐吉さんのご子息をお招きして、受賞のご挨拶をいただいたのは、早慶戦直前にはぴったりの演出だったと思う。
当日のナイトゲームでは、ヤクルト・小川泰弘投手が横浜DeNAを相手にノーヒット・ノーランを達成され、本当に嬉しい終戦記念日になった。小川投手の話題にはまた改めて触れたい。我慢を強いられることが多い令和2年でこの日が忘れられない1日になるのは間違いない。猛暑に負けずに地道に頑張っていきたい。
蛭間俊之