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第51回明治神宮野球大会が中止に!

 11月20日に開幕予定のアマチュア野球のシーズンのまさに掉尾〔とうび〕を飾る大会の中止が正式に決定したと発表された。高校の部と大学の部があり、高校の部では全国大会唯一の得点差によるコールド制を採用する招待試合である。高校の部は、新チームの1,2年生による大会なので、来年にも公式戦は残されているが、大学の部は、4年生でプロ野球や社会人野球などに進まず、これで引退してしまう選手たちにとっては、最後の晴れの活躍の舞台ともいえる。

 何年も前の話だが、大阪の高校体育科教諭を両親にもったある大学4年生は、高校は地方の私立高校に進学したものの決勝戦で惜敗し、夏の甲子園出場を逃したが、大学4年生で秋に明治神宮大会に出場でき、やっとの思いで全国大会にご両親に観戦の機会をプレゼントした。スタンドで声援を送る興奮したお父様の喜びの声が今も忘れられない。

 この秋は、大学の部と高校の部に分れるも、兄弟そろってダブル出場の可能性をもった選手がいると伺っていた。これまで、明治神宮大会の優勝チームは、「台湾」に12月末に親善試合を企画されることが多い。引率には、明治神宮の環境整備にご尽力される会社の職員の皆様も随行される。

 2019年末から、武漢ウィルス騒動に最大限の警戒レベルでパーフェクトな対応をされた台湾は大会中止、日本を歓迎する親善試合の中止を日本の関係者以上に残念がっているに違いない。

蛭間俊之