B l o g おもれいブログ

秋季高校野球大会

 10月14日〔水曜〕から東北地区で大会が開幕しました。会場は宮城県で有観客です。北海道大会や東京大会を除いての話ですが、かつては関東大会や九州大会のように、県の1位校と2位校の2校ずつしか出場できなかったのが、原則として3位校も含めた3校ずつの出場を認める地区が増加しています。例外は、5県による北信越大会と中国大会では、出場校を16校に揃えるために。開催県から4位校〔4校目〕も出場することができます。

 さて、1位校で地区大会に出場しても、地区大会でチャレンジ精神で大会に臨む3位校や4位校に敗れるケースが見られます。好投手を前に残塁が続き、警戒していたはずの4番打者に本塁打を献上してしまう等、高校野球は「弱者の戦法」が通用することがあります。全国各地の秋季地区大会では、翌春の選抜大会出場校を選ぶ選考委員が本部席近くの別室で控えていらっしゃいます。

 ある高校野球のベテラン監督は、試合前の主将間のジャンケンで、先攻・後攻のどちらを選択するかが大切だと力説されます。たとえ結果としてその試合に敗れても、相手校に9回表の攻撃の機会を与えるべきではないというのです。先攻を選んでおけば、より少ない点数差での敗戦、惜敗という印象が残ります。残念ながら、明治神宮大会が中止にはなったけれども、無事にすべての大会が終了することを祈っています。

蛭間俊之