地方の私立大が公立化を目指す背景
こんばんわ。宮内です。
金沢最終日も高校、大学と多くの学校を周わっている中でこんな情報を聞きました。小松市にある私立の小松短大とこまつ看護専門学校が統合して、2018年に公立の4年制大学にうまれかわるだとか。私立短大が公立の4年制にうまれまるという動きは実は、最近では日本の中でも結構多いです。
なぜ、私立が「公立化」を目指すのか??
なぜでしょうか。答えは簡単です。時代の背景も大きく左右しているのですが、少子高齢化の中で何の特色のない大学は、この時代、定員割れが激しく、生徒が集まらないのが大きな原因です。用は私立も経営ができないんです。だから「公立化」にしてしまって授業料も安くなれば、それこそ地域の大学であれば生徒は集まるだろう!!的な考えが大きくはたらいているからです。国からも地方自治体に大きな助成金を得るため、大学機関もどこも必死になっているのは事実です。
でも、国から申請をもらうのは結構、難しく、簡単に申請がおりるものではないので、何年もかけてやっと降りるみたいです。
石川県の進学状況を見れば、7割以上の高校生が県内の学校を選ぶため、また激戦区になるだろうと各学校関係者の方からお聞きしました。
18歳の人口がさらに減っていく中で、私立大学の経営はますます難しくなっていくと思いますが、公立化にすることが本当に最善策なのか、疑問にも思います。
大学も選ばれる時代、それぞれが専門性の高い特色をまずはつくることが重要なのかなと思います。根本的なところに視点をむけることも大切だと考えます。