マルサの女を見て、貯蓄について考える
今日の朝礼で話した内容ですが、先日マルサの女という映画を見ました。
私の世代より少し上の人はよく知っている映画だと思いますが、伊丹十三監督の作品です。
このマルサの女という映画は、脱税を摘発する国税局査察部の主人公と、巨額脱税犯との攻防を描いた作品です。
映画は知っていましたが、見るのは初めてでした。
その中に、どうすればお金が貯まるか?という質問に、脱税犯が答えているシーンがあります。
少し、面白かったのでご紹介します。
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金を貯めようと思ったらね。
使わないことだよ。
あんたは葬式があれば1万、結婚式があれば3万と出すでしょう。
そんなもん出していたら金は残らない。
100万あったって、使えば残らない。
10万しかなくても、使わなけりゃ、
まるまる10万残るんだからね。
あんた今、ポタポタ落ちてくる水の下に
コップを置いて水ためているとするわね。
あんたのどが渇いたからといって、半分しかないのに飲んじゃうだろ。
これ最低だね
なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃだめだよ。
いっぱいになって、溢れて、ふちから垂れてくるやつ。
これを舐めてがまんするの。
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実際の雰囲気は、映画を見てもらわないと伝わらないと思いますが、はっと気付かせてくれるシーンだと思います。
ちなみに、投資信託を販売している人とかだと、よく使うネタのようですね。
経営者であれば、お金は事業の投資に積極的に使う必要があると思いますが、個人の貯蓄に関しては、覚えておきたい表現だと思いました。
映画を見たことがないという人は、1度見てみてくださいね!